マッサージチェアは、粗大ごみとして処分してもいいですよね?
はい、粗大ごみとして処分して問題ありません。しかし、他にも処分方法があることをご存知ですか?マッサージチェアを処分する際はほとんどの場合費用が発生しますので、さまざまな方法の特徴やメリットを知り、比較した上で最適な方法を選択しましょう。
「古くて使わなくなったマッサージチェアを放置している」「引越しの際に新しいマッサージチェアを購入したい」などの理由から、マッサージチェアの処分を考えている人もいるのではないでしょうか。
マッサージチェアを処分する方法として真っ先に思いつくのが粗大ごみです。実際にマッサージチェアを粗大ごみとして回収してくれる自治体は多く、間違った処分方法ではありません。
しかし、マッサージチェアを処分する方法は他にもあります。
マッサージチェアは大きくて重量があるため、できるだけ少ない負担で処分したいとうのが本音でしょう。
そのためには、処分方法の種類や特徴、メリットや費用などを比較し、総合的に判断することが大切です。
この記事は、不用品回収のプロがマッサージチェアの処分を検討している方に向けて書かれています。
マッサージチェアの正しい処分方法や家電リサイクル法の重要性、処分にかかる費用や不用品回収がマッサージチェアの処分に向いている理由などについて解説しています。
マッサージチェアの処分に役立つ内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。
早稲田大学国際教養学部卒。その後、不用品回収や遺品整理に特化したメディア「不用品回収の窓口」の立ち上げに参画。400社を超える不用品回収業者の業務改善や集客改善に注力。同時に、環境省が主催する「使用済製品等のリユース促進事業研究会」へ定期的に参加し、不用品回収やゴミ問題解決に取り組んでいる。不用品や遺品整理に関する多様な記事の執筆・監修も担当。
このページの内容
マッサージチェアの正しい処分方法5選
マッサージチェアを正しく処分する方法は以下の5つです。
- 粗大ごみとして自治体に回収を依頼する
- リサイクルショップに持ち込む
- オークションサイトなどで販売する
- 家電量販店に引き取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼する
マッサージチェアの処分方法で定番なのはどれですか?
もっとも定番なのは、粗大ごみとして自治体に回収を依頼する方法です。ですが、回収日が決められているため、すぐに処分できない場合があります。また、費用がかかり、自分で指定の場所に運び出す必要があるので手間がかかり危険がともないます。マッサージチェアの処分方法は複数ありますので、いろいろと比較してみることをおすすめします。
ここからは、マッサージチェアを処分する5つの方法とそれぞれの特徴やメリットについて紹介します。
1. 粗大ごみとして自治体に回収を依頼する
マッサージチェアの処分が必要になった際に誰もが一度は考える方法です。
ただし、一部の自治体では回収していないので、自分の自治体が回収してくれるかどうかはホームページなどで確認しましょう。
自治体に処分を依頼する場合の一般的な手順は以下のとおりです。
- 電話やインターネットで粗大ごみ受付センターに申し込みをする
- コンビニや郵便局などで「粗大ごみ処理券」を購入する
- 「粗大ごみ処理券」に依頼人の名前など、必要項目を記入する
- 「粗大ごみ処理券」をマッサージチェアに貼り付け、決まった日に指定された収集場所に出す
自治体で処分してもらう場合には注意するべき点がいくつかあります。
まずは、自分の希望する日を回収日に選ぶことはできません。
あらかじめ自治体が指定した日に合わせてごみを出す必要があります。
また、年末年始などの時期は大掃除にともない粗大ごみを出す人が一時的に増加します。
そのため、ごみを出すのが順番待ちになることもあり、引越しなどで急ぐ場合には早めに申し込まなくてはなりません。
よくあるミスとしては、「粗大ごみ処理券」の記入漏れや貼り忘れ、剥がれることによる紛失です。
集積所にマッサージチェアが置いてあっても「粗大ごみ処理券」に不備があれば回収してもらえないことがありますので、入念にチェックして剥がれないように対策しましょう。
この方法のデメリットは費用がかかることと搬出が大変ということです。
費用については後ほど説明しますが、それほど高額ではありません。
しかし、30キロを超えるような重量のあるマッサージチェアを搬出することは簡単ではありません。
女性やご老人などが運ぶ際は転倒やケガの恐れがあります。
また、搬出経路が狭かったり、集合住宅に住んでいる場合は、搬出の際に床や壁を傷つけてトラブルになることもあるので注意が必要です。
2. リサイクルショップに持ち込む
型式が古くなく、まだ使用できるマッサージチェアであればリサイクルショップに持ち込む方法を検討しましょう。
処分する際に費用がかからず、場合よっては買い取ってもらうことができます。
最近のリサイクルショップは出張買取などを行っていますので、自分で運び込まなくてもお店のスタッフが査定し搬出してくれます。
ただし、この方法を利用したからといって、必ずしも費用の負担がないわけではありません。
出張費用や配送料などを自分で負担しなくてはならず、必ずしもプラスの金額で買い取ってくれるとは限りません。
明らかに買い手が見つからないような状態の悪いマッサージチェアを処分するのであれば、別の方法を検討することも大切です。
3. オークションサイトなどで販売する
リサイクルショップに持ち込む場合と似た方法ですが、状態の良いマッサージチェアであればオークションに出すというのも1つの方法です。
状態にもよりますが、リサイクルショップよりも高い値段で買い取ってもらえる可能性があります。
ただし、この場合は自分でマッサージチェアを配送する必要があります。
重量があるので梱包や運搬が困難です。
また、普通の荷物として配送してもらえない可能性があり、その場合は家具として扱われるため運送料が高くなります。
高い金額で買取が成立しても、そのあとの手間がかかるので、この方法を利用する際は十分に検討し、運搬に協力してくれる人を探すなど事前に準備をしておくほうがよいでしょう。
4. 家電量販店に引き取ってもらう
マッサージチェアを購入した家電量販店で引き取ってもらう方法もあります。家電量販店で処分する場合は、家電リサイクル法が適用されます。
この方法は、店舗によって対応が異なります。
違うお店で買ったマッサージチェアでも引き取ってくれる店舗もあれば、新しく家電を購入することで引き取りが可能になる店舗もあります。
また、商品を買わなくても回収費用を支払えばサービスを利用できる場合や、家電を購入することで回収費用を安くしてもらえる場合もあります。
しかし、すべての店舗がマッサージチェアを引き取ってくれるわけではありません。
費用もそれぞれ異なりますので、この方法で処分を検討している人はまずは自宅近くの店舗に問い合わせ、他の方法とも検討することが大切です。
5. 不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼するのも1つの方法です。
マッサージチェアは重量があり、自分で運び出すのは困難でケガのリスクがともないます。
不用品回収業者に依頼すれば自宅まで回収に来てくれるため、申し込みを行う以外に何もする必要がありません。
また、家電リサイクル法に沿って正しく処分してくれるのも安心です。
不用品回収業者に依頼すれば費用がかかりますが、自分で処分することを考えればそれほど高い費用ではないでしょう。
そのため、多くの人が不用品回収業者にマッサージチェアの処分を任せています。
不用品回収業者は誰でも簡単に利用でき、依頼日当日に回収してくれる業者もあります。
家で使われずに邪魔になっているマッサージチェアを楽に処分できるので、気分もすっきりするでしょう。
マッサージチェアの処分でお困りの方は、不用品回収業者の利用を検討してみることをおすすめします。
マッサージチェアの処分方法にはいろいろあるんですね。それぞれにメリットやデメリットがあるので迷ってしまいますが、より正しい処分方法はありますか?
5つの処分方法はどれも間違いではありません。しかし、マッサージチェアは家電リサイクル法の対象となるため、法律に則った処分方法を選択するのがよいでしょう。次は、家電リサイクル法についてわかりやすく解説しますね。
マッサージチェアは家電リサイクル法の対象
家電リサイクル法、名前は聞いたことがありますが、あまり大きなごみを出す機会がなかったのでよくわかりません・・・。
心配いりません!家電リサイクル法は特に難しいものではありませんが、これからの時代に必要な法律です。一見するともう使い物にならないマッサージチェアも、この法律によって生まれ変わる可能性があるということです。
家電リサイクル法の正式名称は「特定家庭用機器再商品化法」です。
一般家庭などから出る特定の家電から、まだ使える部品や材料のリサイクルを目的として制定された法律です。
家電のリサイクルを行うことで廃棄する物を減らすことができ、さらに限られた資源を有効利用して新しい製品を作り出すことができます。
資源の問題が頻繁に取り上げられる時代に、このような法律を守ってごみを出すことはとても大切なことです。
マッサージチェア以外にも、テレビや冷蔵庫、エアコンなどが家電リサイクル法の対象品目となっています。
なるほど、とても大切な考え方ですね。マッサージチェアを処分する方法はいくつかありますが、費用や手間がかかるなら地球に優しい方法を選ぶのもいいですね。
そうですね!とはいえ、マッサージチェアの処分にかかる費用が気になりますよね。そこで、5つの方法の費用について説明しましょう。
マッサージチェアの処分にかかる費用の目安
環境に優しいのも大切ですが、お財布に優しいのも大切です!5つの方法の費用の相場を教えてください。
不要になったマッサージチェアを処分するわけですから、少しでも安く処分したいというのが本音ですよね。これまでに紹介した土の5つの処分方法は、いずれも費用が発生します。利用したい処分方法の費用を知り、マッサージチェアの処分方法を具体的に検討しましょう。
以下では、マッサージチェアを処分する5つの方法の費用相場を比較して紹介します。
方法 | 費用 | その他 |
---|---|---|
粗大ごみとして自治体に回収を依頼する | 1,000円程度 | 自治体に申し込み、指定日に指定の収集場所に搬出が必要 |
リサイクルショップに持ち込む | 無料、又は買い取ってもらえる | 持ち込めば無料で引き取ってもらえるが自分で搬出が必要で、必ずしも買い取ってもらえるとは限らない出張買取の場合は別途費用が発生するので要注意 |
オークションサイトなどで販売する | 2,000~20,000円程度の値が付くことも | 保管状態によって買取金額は異なる梱包や発送の手続きが大変 |
家電量販店に引き取ってもらう | 3,000~5,000円程度 | 店舗によって費用が異なり、引き取り可能な店舗が限られる家電リサイクル法に基づいて正しく処分される |
不用品回収業者に依頼する | 3,000~5,000円程度 | 費用は家電量販店とあまり変わらない家電リサイクル法に基づいて正しく処分される家に取りに来てくれるので、準備の必要がない |
上記で紹介した費用の相場はあくまでも目安ですので、参考としてお読みください。
マッサージチェアの5つの処分方法はほとんどの場合費用がかかります。
重いマッサージチェアを自分で搬出したり梱包・発送したりすることが苦でなければ費用をかけない方法を選択するのがよいでしょう。
一方、手間をかけたくない、重いものを運ぶのは困難だという方は、費用がかかっても便利で楽な方法を選択しましょう。
それぞれの方法の特徴やメリット、費用などを比較して、自分に合う処分方法を検討してみましょう。
費用の相場がわかって安心しました!
そうですね。誰もがなるべく費用をかけずに処分したいと思っていますが、費用だけでなく手間や安全性などの面も考慮して総合的に処分方法を決めましょう。
マッサージチェアの処分は不用品回収がおすすめな理由
不用品を回収するプロの方から見て、5つの処分方法でもっともおすすめな方法はどれですか?
難しい質問ですが、私がおすすめするのは「不用品回収業者に依頼する」方法です。その理由を3つ紹介しますね。
「不用品回収業者に依頼する」方法をおすすめする1つ目の理由は、依頼者にとって楽な方法だからです。
電話やインターネットから申し込むだけで担当者が引き取りに来てくれます。
重いマッサージチェアを搬出したり、梱包・配送などを行う必要がないのでとても楽です。
2つ目の理由は、依頼者にとって安全な方法だからです。
重いマッサージチェアを運ぶのは大変で、壁に手を挟んだり足をぶつけたりしてケガをするリスクがあります。
また、床や壁に傷をつけてしまうこともありますので、素人にはなかなか困難な作業です。
不用品回収業者に依頼すれば、プロが養生を行った上で搬出しますので、依頼者が危険にさらされる心配がありません。
3つ目は、家電リサイクル法に従い正しく処分してくれるからです。
まだ使用できるマッサージチェアであれば、次の買い手を探します。
また、もうマッサージチェアとして使えないと判断した場合でも、解体して使用できる部品をリサイクルに回すなど環境に配慮して処分を行います。
不用品回収業者に処分を依頼すれば当然費用はかかりますが、正しい方法で処分してくれるので安心して任せることができます。
なるほど、不用品回収業者を利用するメリットが十分にわかりました!でも、どの不用品回収業者に依頼すればいいのかわかりません。
不用品回収業者はたくさんあるので迷うのも無理はありません。不用品回収業者を選ぶ際は、費用やサービスを比較することが大切です。そのため、最初から1社に絞ってしまうことはおすすめしません。このあとに、業者を選ぶ最適な方法を紹介します。
マッサージチェアを楽に正しく処分したい方は、不用品回収業者に依頼しよう
マッサージチェアの処分にはさまざまな方法があります。
自分に合った方法を選ぶためには、手間と費用のバランスを見極めることが大切です。
自分で手間をかけて処分すれば費用を抑えることができ、場合によっては買取によってお金が戻ってくることがあります。
しかし、重量があるので、自分で搬出したり梱包するのは大変です。
楽に処分したいと考える人は、申し込むだけで簡単に利用できる不用品回収業者を利用しましょう。
何もしなくていいうえに、ケガのリスクもないため、費用をかけて処分するだけの価値があります。
また、家電リサイクルに従って正しく処分してくれるという安心感もあります。
不用品回収業者に依頼する方に、少しでも費用を抑え、充実したサービスを受けられる方法を紹介します。
その方法が、不用品回収の窓口を利用するというものです。
不用品回収の窓口では、処分してほしいものや量などの項目を入力するだけで、簡単に複数の業者から見積もりを取得することができるサービスを提供しております。
最大5つの業者の見積もりをメールや電話で受け取ることができるので、費用やサービス内容を比較し、自分に合う業者を納得して選ぶことができます。
お見積もりの依頼は完全無料で利用でき、お見積りを依頼したからといって必ずマッサージチェアの処分を依頼しなければいけないということはありませんのでご安心ください。
マッサージチェアの処分でお困りの方は、まずは不用品回収の窓口をご利用ください。
早稲田大学国際教養学部卒。その後、不用品回収や遺品整理に特化したメディア「不用品回収の窓口」の立ち上げに参画。400社を超える不用品回収業者の業務改善や集客改善に注力。同時に、環境省が主催する「使用済製品等のリユース促進事業研究会」へ定期的に参加し、不用品回収やゴミ問題解決に取り組んでいる。不用品や遺品整理に関する多様な記事の執筆・監修も担当。