ゴミ屋敷を自力で片付けられるかの7つの判断基準

00_ゴミ屋敷を自力で片付けられるかの7つの判断基準

不用品をなかなか捨てられず、家がゴミ屋敷になってしまいました。ゴミ屋敷を自力で片付けることは可能ですか?

片付ける順番や方法が分かっていれば、ゴミ屋敷は自力で片付けられます。ただし専門業者に依頼すべきケースもあるため、自力で片付けられるか判断する基準を知っておきましょう。

環境省の「令和4年度「ごみ屋敷」に関する調査報告書」によると、平成30年から令和4年の間に2,636件のゴミ屋敷事案が発生していることが分かっています(※1)。

自宅や家族の家がゴミ屋敷になってしまったときは、いくつかのポイントを確認しておくことが大切です。

この記事では不用品回収のプロが、ゴミ屋敷が自力で片付けられるかどうかの判断基準や、自力で片付けるメリットとデメリット、業者に依頼するメリットとデメリットなどを分かりやすく解説します。また、実際にゴミ屋敷を自力で片付けるときの手順も紹介します。

※1 環境省「令和4年度「ごみ屋敷」に関する調査報告書」p5

このページの内容

ゴミ屋敷を自力で片付けられるか判断する7つの基準

ゴミ屋敷を自力で片付けられるか判断する7つの基準

ゴミ屋敷の片付けを検討中です。ゴミ屋敷を自力で片付けられるかどうかは、どのように判断したらよいのでしょうか?

ゴミ屋敷を片付けるときは、いくつか押さえておくべきポイントがあります。場合によっては、自力で片付けるのはおすすめできないため要注意です。まずは、ゴミ屋敷の状況を冷静に見極めましょう。

ゴミ屋敷を自力で片付けられるかどうかは、部屋の広さやゴミの量、水回りの状況など、7つの基準で判断できます。

部屋の広さは3DK以内が目安

1つ目の判断基準は、ゴミだらけになっている部屋の広さです。

一般的に自力でゴミを片付けられる範囲は、間取りでいうと3DK以内が目安だとされています。3つの部屋とダイニングキッチン(DK)の合計4箇所程度であれば、専門業者の力を借りずに自力で片付けることが可能です。

一方、間取りが3DKよりも広い場合や、一軒家丸ごとゴミ屋敷になっている場合は、一人で片付けをするのは困難です。無理に片付けを行うと心身ともに大きな負担がかかってしまうため、不用品回収業者などの専門業者に依頼することをおすすめします。

ゴミの量が天井まで積み上がっていない程度

2つ目の判断基準は、部屋にあふれているゴミの量です。

部屋の中のゴミが天井まで積み上がるほど多い場合は、一人で片付けをするのは避けましょう。片付けに時間や労力を要するだけでなく、ゴミの山が崩れて事故が起きるリスクがあるからです。

部屋のゴミが大量にあり、しかもかなりの時間放置されています。こういう場合は、自力で片付けるのは難しいんですね。

そうですね。部屋に大量のゴミが放置されている場合、悪臭や害虫が発生することもあります。特にゴミが原因で人体に有害なカビや細菌が繁殖している場合は、早急に対処しなければなりません。
このようなときは、専門業者に片付けを依頼すれば、溜まったゴミをスピーディーに処分することが可能です。

水回りが使用できる環境

3つ目の判断基準は、キッチンや洗面所、浴室などの水回り周辺の状況です。

ゴミが山積みになって水道にたどり着けない場合や、汚れや故障が原因で水道が機能していない(蛇口から水が出ない、流れにくいなど)場合は、専門業者を呼ぶことをおすすめします。

ゴミ屋敷をスムーズに片付ける上で水道は欠かせません。例えば、洗剤を使用するときや床の雑巾がけをするときなど、水が使えないと最低限の片付けすら難しくなります。

ゴミ屋敷を自力で片付ける場合は、水道が一つでも使用可能な状態になっているかを確認しましょう。

ゴミが仕分けしやすいこと

4つ目の判断基準は、仕分けしやすいゴミかどうかです。

ゴミ屋敷の清掃では、まず大きなゴミから先に処分して、残ったゴミを不用品とそれ以外に仕分けし、少しずつ片付けていきます。

そのため、一般の方でも仕分けが容易なゴミが多い場合は、自力でゴミ屋敷を片付けられる可能性が高くなります。例えば、床に散らかった服や積みっぱなしの本は、一箇所にまとめたり紐でくくったりして、簡単に仕分けられるゴミです。仕分けた後の処分も容易で、古紙や衣類の収集日にまとめて出すことができます。

ゴミの種類によっては、仕分けが難しそうですよね。

はい。腐敗したゴミや害虫が発生したゴミが溜まっている場合、専用の薬剤を使ったハウスクリーニングが必要です。ゴミの種類や状態によって、自力で片付けを行うかどうかを判断しましょう。

身動きが取れる環境

5つ目の判断基準は、部屋の中で身動きが取れるようなスペースがあるかです。

ゴミ屋敷を片付けるには、溜まったゴミを仕分けし、搬出するための動線(人が移動できる経路)を確保する必要があります。玄関から部屋の中まで、スムーズに行き来できる足場やスペースがあるかをチェックしましょう。

ゴミの量が多く、部屋の中で全く身動きが取れない場合は、専門業者に片付けを依頼することをおすすめします。特に玄関付近にゴミが山積みになっており、部屋の中に一歩も足を踏み込めないような状態の場合、自力で片付けを行うのは困難です。

短期間で掃除をする必要がない

6つ目の判断基準は、どれくらいの期間でゴミ屋敷を片付ける必要があるかです。

自分一人でゴミ屋敷を片付ける場合、部屋の広さにもよりますが、数日から数週間の時間がかかります。しかし、ゴミ屋敷の状況によっては、もっと短い期間で対処しなければならないケースもあります。

どのようなときに、短期間で掃除をしなければならないのでしょうか?

例えば、ゴミが原因で害虫や悪臭が発生し、近隣住民に迷惑がかかっているようなケースです。また部屋で孤独死が発生したケースでも、清掃(特殊清掃)や消毒・消臭、残置物の撤去なども含めて、できるだけ早く対処する必要があります。
このように短期間でゴミ屋敷を片付ける必要がある場合は、専門業者に相談しましょう。

業者に依頼するよりも費用対効果が高い場合

7つ目の判断基準は、専門業者に依頼するだけのメリットがあるかどうかです。

ゴミ屋敷の片付けを依頼する場合、依頼する内容や回収するゴミの量、部屋の広さなどに応じた料金が発生します。ゴミ屋敷を自力で片付ける場合の手間と、専門業者に依頼する場合の料金を比較し、十分な費用対効果を得られるかを考えましょう。

以下の表は、一軒家やマンションにおける片付け費用の相場をまとめたものです。

依頼内容費用相場
ワンルーム(床一面にゴミ)3万~5万円
ワンルーム(天井までゴミ)5万~20万円
一軒家20万円~

実際の片付け費用について詳しく知りたい場合は、専門業者に見積もりを依頼しましょう。業者によっては、無料で見積もりを行うことが可能です。

7つの基準を参考にして、自力で片付けられるか判断しようと思います。ところで、自力で片付けを行うとどのようなメリットがあるのでしょうか?

業者に依頼する費用が発生しない他、自分のペースで片付けられるというメリットがあります。ただしデメリットもあるため、メリット・デメリットの両方について知っておくことが大切です。

ゴミ屋敷の片付けを自力で行う2つのメリット・3つのデメリット

片付けを自力で行う人

ここでは、ゴミ屋敷の片付けを自力で行うメリット・デメリットをそれぞれ解説します。

片付けを自力で行う2つのメリット

業者に支払う費用が発生しない

1つ目のメリットは、業者に片付け費用を支払う必要がないという点です。

ゴミ屋敷の片付けを依頼すると、ワンルームマンションの場合は3万~20万円、一軒家の場合は20万円以上の費用がかかります。ゴミ屋敷を自分で掃除すれば、洗剤や殺虫剤、掃除道具などを用意するだけでよいため、ほとんどコストをかけずに部屋を片付けることが可能です。

ただし、例外もあります。例えば、ゴミや不用品の量が多く、処分費用(自治体の戸別収集など)が高く付いてしまうケースです。

不用品回収業者によっては、ゴミをまとめて回収してくれるお得な積み放題プランなどが選べます。結果として、業者に依頼する方がコストを抑えられるケースがあることも知っておきましょう。

自分のペースで片付けられる

2つ目のメリットは、多少時間がかかったとしても、自分のペースで片付けられるという点です。

ゴミ屋敷を自力で片付ける場合、専門業者と比べてどうしても作業のペースが遅くなります。しかし、「休憩を挟みながら、ゆっくり片付ける」「片付けをする時間を決めて、毎日少しずつキレイにする」など、自分で時間配分を決めて作業することが可能です。

一方、専門業者に依頼する場合は、事前に約束した日に片付けを行います。作業当日の日程変更やキャンセルは、原則としてできないケースがほとんどです。基本的には、業者側の都合やスケジュールに合わせて片付けを行う必要があります。

片付けを自力で行う3つのデメリット

ゴミの量が多いと片付けに時間や手間がかかる

1つ目のデメリットは、ゴミの量が多いと片付けに時間や手間がかかるという点です。

特に天井までゴミが積み上がっていたり、足の踏み場もないほどゴミが散らかっていたりする場合、一人で片付けを始めてもなかなか終わりが見えず、途中で挫折してしまう可能性が高くなります。

そういった場合は、ゴミ屋敷に対応可能な不用品回収業者に片付けを依頼することをおすすめします。専門業者であれば、一人で作業すると数週間かかるような部屋でも、ほとんどのケースでその日のうちに片付けることが可能です。

業者と比べて清掃や消毒などの効果が落ちる

2つ目のデメリットは、プロの業者によるハウスクリーニングと比べて、部屋の清掃や消毒などの効果が落ちる点です。

特にゴミ屋敷に害虫や悪臭が発生している場合は、近隣トラブルに発展する恐れがあるため、早急に害虫駆除や消臭・消毒を行う必要があります。しかし害虫や悪臭に対処するには、ハウスクリーニングに使われる専用の薬剤・機材が必要です。市販の殺虫剤や消臭剤では、ほとんど効果が期待できないケースもあります。

「部屋のニオイがひどい」「ゴキブリが大量発生している」といった状況の場合は、一人で対処しようとせず、専門業者にハウスクリーニングを依頼しましょう。

集めたゴミは自分で処分する必要がある

3つ目のデメリットは、片付けたゴミや不用品を自分で処分しなければならないという点です。

ゴミや不用品は、自治体ごとの分別ルールに従って、適切に処理しなければなりません。分別ルールを守らずにゴミや不用品を捨てた場合、不法投棄などの罪に問われる可能性があります。

しかしゴミの量が多いと、集めたゴミを一つひとつ確認し、分別するだけでも大変です。また分別したゴミを部屋の外に搬出し、指定の収集場所へ運ぶ労力もかかります。

集めたゴミを自力で処分するのが難しい場合は、不用品回収業者にまとめて回収を依頼しましょう。

ゴミ屋敷を自力で片付ける場合のメリット・デメリットが理解できました。片付けを業者に依頼しようと思うのですが、どのようなメリットがありますか?

業者に依頼すれば、自力で片付けるのが困難なゴミ屋敷でも、短時間でキレイに掃除できます。先ほどと同様に、メリット・デメリットの両方について見てみましょう。

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する3つのメリット・2つのデメリット

2人の清掃業者

ゴミ屋敷を自力で片付けるのが難しい場合は、不用品回収業者などの専門業者に依頼しましょう。ここでは、業者に依頼するメリット・デメリットについて解説します。

片付けを業者に依頼する3つのメリット

ゴミ屋敷を短時間で効率よく片付けられる

1つ目のメリットは、どのような状態のゴミ屋敷でも、短時間で効率よく片付けられるという点です。

ゴミ屋敷を自力で片付ける場合、ゴミの量や部屋の広さにもよるものの、数日から数週間の時間を要します。しかしゴミ屋敷の専門業者なら、天井付近までゴミが溜まった家や、部屋に入れないような状態の家であっても、ほとんどのケースでその日のうちに片付けることが可能です。

特にゴミ屋敷が原因で近隣住民に迷惑がかかっている場合、なるべく早く対処する必要があります。あまり時間がない場合は、最短即日でゴミを回収できる不用品回収業者に依頼しましょう。

キレイにハウスクリーニングしてくれる

2つ目のメリットは、ゴミや不用品の片付けだけでなく、部屋をキレイにハウスクリーニングしてくれるという点です。

不用品回収業者によっては、有料(別料金)でのハウスクリーニングに対応しています。ハウスクリーニングを依頼すれば、ゴミ屋敷の痕跡を消し去り、入居時のようにピカピカにすることが可能です。トイレやキッチン、浴室など、水回りのクリーニングに対応している業者もあります。

また専用の薬剤や機材を使用し、ゴキブリなどの害虫や染み付いたニオイにも対処できます。部屋全体ではなく、気になる箇所だけハウスクリーニングを依頼することも可能なため、問い合わせの際に相談してみましょう。

回収したゴミを処分してくれる

3つ目のメリットは、回収したゴミの分別・処分をまとめて依頼できるという点です。

専門業者に依頼すれば、片付け作業後に大量のゴミや不用品が出ても、その後の処分も含めてワンストップで依頼できます。集めたゴミを自分で分別したり、収集場所まで運搬したりする手間が一切かかりません。

またゴミを長期間放置し、腐敗してしまっているケースや、ゴミに危険物が含まれるようなケースでも、事前に連絡があれば対応可能な場合がほとんどです。ただしゴミに産業廃棄物が含まれる場合は、収集・運搬に都道府県知事の許可が必要なため、許可業者かどうか(産業廃棄物処分業許可証があるか)を事前に確認しましょう。

片付けを業者に依頼する2つのデメリット

自分で片付ける場合よりも費用がかかる

1つ目のデメリットは、ゴミ屋敷を自分で片付ける場合よりも、費用がかかるケースが多いという点です。

片付けを専門業者に依頼する場合、車両費や人件費、処分費などの費用がかかります。

片付け費用の内訳内容
車両費不用品をトラックで回収する際の費用
人件費不用品を回収するスタッフへの報酬
処分費回収したゴミや不用品を処分するのに必要な費用

一般的に回収するゴミの量(必要な人手)が多く、大型のトラック(2tトラックなど)が必要になるほど、片付け費用が高くなります。片付け費用を抑えたい場合は、複数の専門業者から見積もりを取り、予算内で依頼できる業者を探しましょう。

ゴミ屋敷を他人に見られる恥ずかしさがある

2つ目のデメリットは、ゴミ屋敷を作業員などに見られるという点です。

作業員はゴミ屋敷の片付けに慣れているため、恥ずかしさを感じる必要はありませんが、人によっては部屋を見られることに抵抗感があるかもしれません。また他人がプライベートな空間にいることに対し、強いストレスを感じる方もいるでしょう。

ゴミ屋敷の片付けに関して、何か不安や気になることがある場合は、事前に相談してください。特に女性の方で、「男性に部屋を見られたくない」「男性に触れられたくないものがある」といった不安がある場合は、事前に連絡があれば女性スタッフを派遣可能な業者もあります。

自力でゴミ屋敷を掃除する場合、まずは何から始めればよいでしょうか?

片付ける手順をしっかりとイメージした上で、大きなゴミから順番に捨てていきましょう。

自力でゴミ屋敷を掃除する7つの手順

自力でゴミ屋敷に対処する場合は、7つのステップで少しずつ掃除や片付けを進めましょう。

掃除に必要な道具を8つ準備する

掃除に必要な8つの道具

まずはゴミ屋敷の掃除に必要な道具を準備しましょう。

ゴミが原因の汚れや悪臭に対処するには、しっかりと掃除道具をそろえる必要があります。以下のような道具があれば、ある程度の範囲までなら自力でゴミ屋敷をキレイにできます。

  • ゴミや不用品を捨てるゴミ袋(大量に用意する)
  • 捨てないものを保管するダンボール
  • 尖ったものや割れたものを包む新聞紙
  • 悪臭を緩和するためのマスク
  • 手指に怪我をしないための軍手
  • 服の汚れを防ぐエプロン
  • 床掃除などの掃除道具(掃除機、雑巾、バケツ、モップ、洗剤など)
  • 殺虫剤(ゴキブリ駆除剤や蚊取り線香など)

片付ける順番や方法をあらかじめ決めておく

片付ける順番や方法をあらかじめ決めておく

掃除に必要な道具を準備したら、ゴミ屋敷を片付ける順番や方法を決めておきましょう。あらかじめ計画を立てておくと、片付け作業がスムーズに進みます。

事前に決めておきたいポイントは以下の4点です。

  • どの部屋から順番に片付けるか
  • 集めたゴミや不用品をどうやって分別するか
  • 粗大ゴミをどうやって処分するか
  • ガラスやスプレー缶などの危険物をどうやって処分するか

お住まいの地域によって、ゴミの収集日や粗大ゴミの処分方法が異なるため、自治体のホームページなどで確認しましょう。

害虫が発生した場合に備えて殺虫剤を用意するなどの対策をする

ゴミを長期間放置し、部屋にゴキブリやハエなどの害虫が発生している場合は、害虫駆除対策も考えておく必要があります。

害虫が繁殖し、大量に発生している場合は、片付け作業を始める前に燻煙剤を散布し、害虫をある程度駆除しておくとよいでしょう。ただし市販の殺虫剤などでは対処できないケースもあるため、害虫があまりにも多い場合は専門業者に駆除を依頼することをおすすめします。

また害虫ではなく、ネズミが発生している場合も、病気などの危険があるため専門業者に相談してください。

まずは大きなゴミから順番に片付ける

部屋を片付ける準備が整ったら、少しずつゴミを減らしていきます。片付け作業の効率を高めるため、まずは以下の2点を意識して、大きなゴミから順番に片付けていきましょう。

  • 床の上の目立つゴミをどんどん捨てていく
  • ゴミでないものは元にあった場所に戻す

先に大きなゴミから処分すると、足の踏み場もないような状態から床が一気にキレイになるため、モチベーションを維持しやすくなります。

不用品とそれ以外を仕分けてゴミを搬出する

大きなゴミを先に片付けたら、次は中くらいのゴミや、小さいゴミを捨てていきます。

ゴミを効率的に片付けるポイントは、あらかじめ大きな箱を用意しておき、ゴミを「捨てる」の箱と「残す」の箱に仕分けることです。捨てるか捨てないか迷うものがある場合は、「保留」の箱も用意し、手近なゴミからどんどん仕分けていきましょう。

仕分け判断基準
捨てる可燃ゴミや不燃ゴミの他、長い間使っていない不用品
残す貴重品や思い出の品など(「いつか使うかも」と思ったものは箱に入れない)
保留捨てるか捨てないか迷ったもの(後で再検討して仕分ける)

ゴミが片付いた部屋をキレイに清掃する

ゴミを部屋の外に搬出したら、以下の手順に従ってゴミがあった場所をキレイに清掃しましょう。

  1. 掃除機やホウキ・チリトリで床を掃除する
  2. 洗剤を使用し、床を雑巾がけ・モップがけする
  3. アルコール消毒液などで床を消毒・除菌する

まずは掃除機などを使って、細かいゴミやホコリ、ゴキブリ・ハエなどの死骸を除去します。

その後、生ゴミなどの浸出液を拭き取るため、洗剤を使用して床を掃除しましょう。またゴミが原因で細菌が繁殖している可能性があるため、アルコール消毒液などを使用し、床を消毒・除菌しておくと安心です。

まとめておいたゴミを処分する

最後にまとめておいたゴミを処分すれば、ゴミ屋敷の片付け作業も終わりです。

「捨てる」の箱に入れたゴミを一つずつ確認し、可燃ゴミや不燃ゴミ、粗大ゴミなどに分別しましょう。ゴミの仕分けを行う段階で、簡単に分別を行っておくと手間がかかりません。

ゴミの種類によって収集日が決まっているため、自治体のホームページで日付や曜日を確認しましょう。

なるほど、「捨てる」「残す」「保留」の3つに仕分けする方法なら簡単にできそうです。一時的に「保留」に分類したものも、後で「捨てる」か「残す」に仕分け直す必要があるのですね。

ゴミ屋敷の片付けでは、とにかくゴミの量を減らすことが大切です。「いつか使うかも」と思ったものも、「捨てる」に分類してどんどん処分しましょう。

業者にゴミ屋敷の掃除を依頼する4つの手順

掃除のリスト

専門業者に依頼する場合も、できる範囲で掃除や片付けを行っておくことが大切です。ここでは、ゴミ屋敷の掃除を依頼する手順を解説します。

「捨てる」ものと「残す」ものをリスト化する

自分で片付ける場合と違って、専門業者に依頼する場合は片付け作業を作業員が行います。事前に捨てたくないものをリストアップしておきましょう。

特に当日の立ち会いなしで片付けを依頼する場合は、「捨てる」ものと「残す」ものの判断を現場の作業員が行います。貴重品や思い出の品など、残しておきたいものを思い出せる範囲でリスト化しておくことが大切です。

ただし貴重品や重要書類と思われるものは、他のゴミと分けて保管しておくケースが一般的であり、勝手に捨てられる心配はあまりしなくてもよいでしょう。

業者が入る前にできる範囲でゴミの量を減らしておく

また業者に片付けを依頼する前に、部屋をできる範囲で掃除しておきましょう。

前述のとおり、業者に依頼するときの片付け費用は、ゴミの量(必要な人手や、不用品を運ぶトラックの大きさ)によって変動します。そのため作業当日までに部屋を掃除し、ゴミの量をあらかじめ減らしておくと、片付け費用を大幅に節約することが可能です。

「ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼したいが、予算があまりない」という方は、大きなゴミや目立つゴミだけでも、自分で処分しておくことをおすすめします。

業者に下見を依頼して片付け費用の見積もりを取る

ほとんどの不用品回収業者は、片付け費用の見積もりを無料で行っています。まずは電話やメール、Webフォーム、LINEなどのSNSを通じて、無料見積もり(概算見積もり)を依頼しましょう。ゴミの量に応じて、大まかな片付け費用を知ることができます。

より正確な片付け費用を知るためには、業者に下見を依頼し、現地見積もりを行う必要があります。こちらもほとんどの業者が無料で行っているため、気軽に相談してみましょう。

ただし、現地見積もりは日時を決めて行う必要があるため、都合が合わなくなった場合は、なるべく前日までに日時変更を依頼してください。

なるべく複数社の見積もり結果を比較して業者を選ぶ

片付け費用を節約するためのポイントは、複数社の見積もり結果を比較する(相見積もり)ことです。

現地見積もりを依頼したからといって、契約しなければならないわけではありません。見積もり結果に納得できない場合や、他の業者の方が費用が安い場合は、見積もり後にキャンセルできます。原則として、キャンセルの際に手数料などは発生しません。

なるべく複数社に見積もりを依頼し、料金に納得できた段階で本契約を結びましょう。

予算が限られているので、片付け費用を節約する方法を教えてもらって助かりました。

複数社に相見積もりを依頼する場合は、不用品回収業者の比較サイトを利用すると便利です。

ゴミ屋敷にならないようにするための4つの工夫

棚の整理

ゴミ屋敷にならないようにするには、日頃の片付けや整理整頓が大切になってきます。ここでは、ゴミ屋敷化を防ぐ4つの工夫を紹介します。

不要なものはなるべく床に置かない

1つ目のポイントは、不要なものはなるべく床に置かないことです。

家がゴミ屋敷になるのは、日頃の習慣の積み重ねが原因です。使い終わったものや脱いだ服などを、ついつい床の上に置いてしまっていないでしょうか。床にものを置くのに慣れてしまうと、そのうち食べ物の包装や容器、空のペットボトルなど、明らかなゴミも床に捨てるようになります。

ゴミや不用品が溜まり、床が見えない状態になると、悪臭や害虫の発生源になるのも問題です。ゴミ屋敷化を予防するため、まずは「不要なものは床に置かない」ことを意識しましょう。

家にあるものは定位置を決めておく

2つ目のポイントは、家にあるものの定位置を決めておくことです。

ものの定位置が決まっていないと、どこに片付ければよいかが分からず、床の上にものを置いてしまう原因になります。読み終わった本は本棚へ、食器は食器棚へ、洗濯物はクローゼットへと、家にあるものの定位置を決め、使い終わったらすぐにしまう習慣を付けましょう。

ものを片付けるのが苦手な方は、収納グッズを活用すると便利です。ものの種類に合わせて、専用の収納を用意する必要まではありません。使い終わったものなどを一時的に入れておく「一時置きボックス」を導入すれば、片付けが苦手な方でもストレスフリーに整理整頓できます。

ものが一つ増えたら一つ捨てることを意識する

3つ目のポイントは、ものが増えすぎないように注意することです。

ものが増えすぎると、棚やラックなどで収納しきれなくなり、あちこちにものがあふれてしまう原因になります。どこに何があるか把握できなくなった結果、同じものを再度購入し、さらにものが増えてしまうという悪循環も生まれます。

ものの増えすぎを予防するため、ものが一つ増えたら一つ捨てることを意識しましょう。例えば服を一つ購入したら、今あるものの中からほとんど着なくなった服を選び、一つ捨てるように習慣化します。

ゴミ屋敷化を防ぐには、ものの量が増えすぎない仕組みを作ることも大切です。

部屋の整理整頓を少しずつ習慣化する

4つ目のポイントは、部屋の整理整頓を少しずつ習慣化することです。

家がゴミ屋敷してしまう人のほとんどは、掃除やゴミ出しの習慣が身に付いていません。しかし整理整頓の必要性を理解していても、ついつい後回しにしてしまう人も多いのではないでしょうか。

整理整頓を習慣化するポイントは、タスクの細分化です。部屋全体を一度にキレイにする必要はありません。「夕飯を食べたら、ゴミ袋を一つ収集場所に持っていく」「お風呂に入る前に、洗った食器を食器棚に戻す」など、小さなタスクを設定し、少しずつ整理整頓を習慣化しましょう。

タスクを細分化すれば、整理整頓が苦手な私でも何とか習慣化できそうです。ゴミ屋敷に戻らないように気を付けたいと思います。

もし自力で片付けるのが難しくなった場合は、無理をせず専門業者に相談しましょう。

ゴミ屋敷を自力で片付けられない場合は不用品回収業者に依頼しよう

ゴミ屋敷は、ゴミの量や部屋の広さなどの条件によっては、自力で片付けることも可能です。ゴミが天井まで積み上がるほど多い場合や、部屋の間取りが3DKよりも広い場合は、不用品回収業者などの専門業者に片付けを依頼しましょう。

この記事のタグ

すべての記事一覧へ

関連記事

    記事が1件も見つからなかったときの処理