気がつけば、床の上にゴミが散乱し、汚部屋になってしまいました。汚部屋は自分で片付けるしかないのですか?
汚部屋の片付けを代行してくれる業者が存在します。片付け業者の種類や、サービスの範囲などを確認しておきましょう。
汚部屋を放置していると、悪臭や害虫が発生し、健康に影響を及ぼす可能性があります。しかし、汚部屋のレベル(進行度)によっては、自力で片付けるのは簡単ではありません。
そこでおすすめなのが、汚部屋やゴミ屋敷の片付け業者です。この記事では不用品回収のプロが、片付け業者の種類や特徴、料金相場、業者に依頼するメリット・デメリットや、業者選びのポイントについて紹介します。
早稲田大学国際教養学部卒。その後、不用品回収や遺品整理に特化したメディア「不用品回収の窓口」の立ち上げに参画。400社を超える不用品回収業者の業務改善や集客改善に注力。同時に、環境省が主催する「使用済製品等のリユース促進事業研究会」へ定期的に参加し、不用品回収やゴミ問題解決に取り組んでいる。不用品や遺品整理に関する多様な記事の執筆・監修も担当。
このページの内容
汚部屋掃除はどこまで対応してくれる?
汚部屋の片付けを代行してくれる業者があると聞きました。女性や一人暮らしでも対応してもらえますか?
はい、対応可能です。ただし、女性の方の場合は、女性スタッフが在籍する業者を利用するとよいでしょう。
汚部屋の対処に困っているなら、プロに掃除や片付けを依頼しましょう。片付け業者なら、部屋をキレイにしてくれるだけでなく、ゴミの分別から不用品の回収・処分まで対応してくれます。業者によっては、専門的なハウスクリーニングを実施し、家庭用の薬剤では対処できないカビや悪臭、害虫を除去することも可能です。
女性でも問題なく汚部屋掃除を依頼できる
汚部屋の掃除は、男女関係なく依頼できます。例えば、不用品が重くて自分で処分できない場合や、アパート・マンションの上階に住んでいて、ゴミの搬出が大変な場合は、片付け業者を利用することをおすすめします。
ただし、「自分の部屋を異性に見られたくない」「見知らぬ男性が部屋に入ってくることに不安がある」という女性の方もいるでしょう。その場合は、女性スタッフが在籍している片付け業者を探すという方法もあります。
一人暮らしなら安く汚部屋を掃除してもらえる
汚部屋の掃除は、一人暮らしの方でも依頼することが可能です。ほとんどの片付け業者は、戸建ての一軒家だけでなく、アパートやマンションの一室の清掃にも対応しています。もちろん、ワンルームや1Kなどの狭い間取りにも対応可能です。
掃除代行の料金は、部屋の間取りや回収が必要なゴミの量(トラックの大きさ)によって決まることが一般的です。そのため、一人暮らしで部屋が狭い方の場合、安くサービスを利用できる可能性があります。
汚部屋の掃除代行の種類・特徴
汚部屋の片付けをプロの方にお願いしてみようと思います。どの業者に依頼すればよいですか?
代表的な業者には、ハウスクリーニング、ゴミ屋敷清掃業者、便利屋などの種類があります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った業者を選びましょう。
ここでは、汚部屋の片付け業者の種類や特徴について解説します。
ハウスクリーニングは部屋全体をキレイにしたい場合におすすめ
ハウスクリーニングとは、清掃業者とも呼ばれ、一般家庭の掃除や片付けを専門としている業者です。専用の薬剤や機材を用いて、普段の掃除では落ちない汚れやカビを徹底的に除去してくれます。
ハウスクリーニングの範囲は幅広く、部屋の床(カーペット、フローリング、畳など)や壁紙はもちろん、トイレやキッチンなどの水回りや、汚れが溜まりやすいエアコンの清掃も可能です。ゴミや不用品の片付けというよりも、部屋全体をキレイに生まれ変わらせたい、という方におすすめです。
ゴミ屋敷清掃業者は汚部屋化が進んでいる場合におすすめ
清掃業者の中には、汚部屋やゴミ屋敷の片付けに特化した業者も存在します。そうした業者が、ゴミ屋敷清掃業者です。
ゴミ屋敷清掃業者の特徴は2つあります。
- 汚部屋やゴミ屋敷を短時間でキレイにするノウハウがある
- 不用品回収に必要な資格があるため、処分も含めて依頼できる
汚部屋の中には、溜まったゴミが腐敗し、悪臭や害虫が発生した状態の部屋もあります。汚部屋化が進むと、通常のハウスクリーニングでは対応できないケースもあるため、専門業者に依頼するとよいでしょう。
またゴミ屋敷清掃業者は、一般家庭から出る不用品の回収に必要な「一般廃棄物処理業」の許可を取得しています。そのため、不用品の処分も含めてワンストップで依頼できます。一般廃棄物処理業の許可のない業者は、違法業者の可能性が高いため、片付けを依頼しないようにしましょう。
便利屋は簡単な片付けを依頼する場合におすすめ
便利屋とは、簡単な掃除や、朝のゴミ出しの代行など、身の回りのお手伝いをしてくれるサービスです。汚部屋化があまり進んでおらず、ちょっとした掃除や片付けで対処できる場合は、便利屋を利用するという方法もあります。
ただし、便利屋の中には、無資格で不用品を回収しようとする違法業者も存在しており、業者選びが重要です。また専門的な掃除や片付けのノウハウもありません。
不用品の回収なら不用品回収業者、ゴミ屋敷の清掃ならゴミ屋敷清掃業者など、目的に合った専門業者を選ぶことをおすすめします。
掃除代行の料金相場
汚部屋の掃除を依頼する場合、料金はいくらかかりますか?
ハウスクリーニングやゴミ屋敷清掃業者、便利屋など、業者の種類によって料金は変わります。一般的に、専門業者に依頼する方が料金は高額です。また掃除がメインか、片付けがメインかによっても料金が異なります。
ここでは、ハウスクリーニングの依頼費用、汚部屋やゴミ屋敷の片付け費用の相場について解説します。
ハウスクリーニングの依頼費用は7,000円~8万円
ハウスクリーニングがメインの場合、依頼費用の目安は7,000円~8万円です。ただし、床や水回りなど、掃除を依頼する場所によって、それぞれ料金が変わってきます。
掃除する場所 | 料金相場 |
---|---|
エアコン | 1万2,000円~1万5,000円 |
換気扇 | 1万2,000円~1万5,000円 |
浴室 | 1万5,000円~1万8,000円 |
トイレ | 1万円~1万3,000円 |
キッチン | 1万2,000円~2万円 |
床(フローリング) | 2万円~2万8,000円 |
業者によっては、まとめて掃除を依頼すると、料金の値引きを受けられる場合があります。
汚部屋やゴミ屋敷の片付け費用は3万円~30万円
散乱しているゴミの量が多く、掃除だけでなく片付けも必要な場合、ハウスクリーニングよりも料金が高くなります。汚部屋やゴミ屋敷の片付け費用の目安は、3万円~30万円です。
片付け費用は、部屋の間取りによって変わってくるため、部屋が狭い方や一人暮らしの方は安く依頼できる場合があります。
部屋の間取り | 料金相場 |
---|---|
ワンルーム/1K | 3万3,000~5万5,000円 |
1DK | 5万5,000~8万8,000円 |
1LDK/2DK | 9万9,000~15万4,000円 |
2LDK/3DK | 15万4,000~19万8,000円 |
3LDK/4DK | 19万8,000~23万1,000円 |
4LDK以上 | 27万5,000円~ |
予算に合った業者が見つかれば、汚部屋の片付けを依頼してみようと思います。
料金は掃除を依頼する場所、部屋の間取り、回収するゴミの量など、さまざまな条件によって変わってきます。実際の料金は、業者に見積もりを依頼して確認してください。
汚部屋の掃除・片付けを業者に依頼する4つのメリット
汚部屋を自分で片付ける場合と比べて、業者に依頼するメリットはありますか?
汚部屋の片付けが短時間で完了することや、不用品の処分や買取も可能なことなど、さまざまなメリットがあります。
ここでは、汚部屋の掃除・片付けを業者に依頼するメリットを4つ紹介します。
汚部屋の片付けが短時間で完了する
1つ目のメリットは、汚部屋の片付けが短時間で完了することです。
汚部屋のレベルにもよりますが、自分で片付ける場合、数日から数週間の時間を要することが一般的です。汚部屋の片付けに時間がかかると、その間に溜まったゴミが腐敗し、カビや悪臭、害虫が発生してしまうケースもあります。
片付けのプロに依頼すれば、最短即日で汚部屋をキレイに掃除することが可能です。短時間で汚部屋を片付けたい場合は、業者に相談するとよいでしょう。
手間のかかるゴミの分別・仕分けをしてくれる
2つ目のメリットは、手間のかかるゴミの分別・仕分けも行ってくれることです。
汚部屋の片付けの中でも、特に時間がかかる工程のひとつが、ゴミの分別や仕分けです。日本のゴミ分別のルールは、世界でも類を見ないほど厳しいと言われています。自治体によっては、ゴミを燃えるゴミや燃えないゴミ、資源ゴミなどに分別した上で、指定ゴミ袋に入れて出さなければならないところもあります。
片付けのプロなら、散らかったゴミをまとめるだけでなく、自治体のルールに沿って分別を行ってくれます。
不用品の処分や買取をしてくれる
3つ目のメリットは、不用品の処分や買取も依頼できることです。
片付けのプロの中には、不用品の処分に必要な一般廃棄物処理業の許可や、買取に必要な古物商の許可を取得している業者が存在します。こうした業者を探せば、汚部屋の清掃だけでなく、その後の不用品の処分や買取まで、ワンストップで依頼することが可能です。
特に不用品の買取が可能な業者なら、まだ使える家具や家電などを売却し、片付け費用を節約できます。
近隣住民に配慮しながら片付けをしてくれる
4つ目のメリットは、近隣住民に配慮しながら片付けをしてくれることです。
汚部屋を片付けるときに注意したいのが、頻繁にゴミ出しや不用品の処分を行う姿を目撃され、近隣住民に知られてしまうリスクです。片付けのプロは、豊富な経験からこうしたリスクを熟知しており、近隣住民に配慮しながら片付けを行っています。
部屋全体にゴミが溜まった状態でも、最短即日でキレイに清掃できるため、近隣住民の目に付くリスクはほとんどありません。
汚部屋の掃除・片付けを業者に依頼する2つのデメリット
メリットについてはよく分かりました。汚部屋の片付けを業者に依頼するデメリットはありますか?
例えば、高額な料金がかかる可能性があることや、違法業者・悪徳業者が存在することがデメリットです。利用者自身も料金を抑えるコツや、悪質な業者を見抜くコツを知り、自分の身を守ることが大切です。
ここでは、汚部屋の掃除・片付けを業者に依頼するデメリットを2つ紹介します。
場合によっては高額な料金が発生する
1つ目のデメリットは、高額な料金が発生する場合があることです。
片付けのプロに依頼すると、汚部屋の清掃・片付けの費用や、不用品の処分費用など、さまざまな料金がかかります。片付け費用は、部屋の間取りやゴミの量によって変わるため、場合によって高額な費用を請求される可能性があります。
またオプションサービスを利用する場合も、料金が予算内に収まるか注意しましょう。例えば、簡易清掃の範囲を超えるハウスクリーニングや、害虫駆除・消臭、壁紙・床材などの張り替えは、追加料金がかかることが一般的です。
違法業者・悪徳業者が存在する
2つ目のデメリットは、違法業者・悪徳業者が存在することです。
汚部屋の片付けや、不用品・粗大ごみの処分を代行する業者の中には、少なからず悪質な業者が存在しています。例えば、全国の消費生活センターには、「定額パック料金以外に、ウェブサイトに表示されていなかった処分費用などの名目で想定していたよりも高額な料金を請求された」といった事例が数多く寄せられています(※)。
悪質な業者に騙されないためには、利用者自身も正しい知識を持ち、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
※ 消費者庁「ウェブサイト上で「お得な定額パック 定額パック料金は、全てが込み込みの料金」などの広告・表示をして不用品・粗大ごみ回収サービスを提供する事業者に関する注意喚起」p1
汚部屋は5つのレベルに分けて業者に依頼すべきか検討しよう
汚部屋には、5つのレベルがあると聞きました。
はい。汚部屋は、ゴミの量や部屋の状態などを考慮して、5つのレベルに分けられます。自分で片付けられるかどうかも、汚部屋のレベルに基づいて判断するとよいでしょう。
汚部屋には、以下の表のように5つのレベルがあります。
汚部屋のレベル | 特徴 |
---|---|
レベル1 | 部屋全体が汚れ、あちこちゴミが散らかっているが、生活は可能な状態 |
レベル2 | 床全体がゴミで埋まっており、歩きにくい状態 |
レベル3 | 大量のゴミで足の踏み場がなく、生活に支障のある状態 |
レベル4 | ゴミが腐敗し、はっきりとした悪臭や、ゴキブリなどの害虫が発生している状態 |
レベル5 | ゴミが天井まで積み上がり、部屋の外にあふれるほど溜まっており、ゴミ屋敷化している状態 |
自分で片付けられるのはレベル3の汚部屋まで
汚部屋を業者に依頼すべきか迷っている場合は、上記の表に基づいて、汚部屋のレベルを確認してください。
自分で片付けられるのは、基本的にレベル3の汚部屋までです。汚部屋の状態がレベル4になり、悪臭や害虫が発生すると、専用の薬剤や機材を使ったハウスクリーニングが必要になります。
またレベル3の汚部屋でも、ゴミをひとつ残らず片付けるには、数日から数週間の時間がかかります。汚部屋を短時間でキレイにしたい場合は、専門業者に依頼するとよいでしょう。
自分で片付けると健康上の影響や近隣住民に知られるリスクもある
自分で汚部屋を片付ける場合に注意したいのが、以下の2つのリスクです。
- ゴミから発生する雑菌やウイルスなどが原因で、健康被害が発生するリスク
- ゴミ出しや不用品の処分を頻繁に行うことで、近隣住民に汚部屋が知られてしまうリスク
汚部屋のレベルが低く、ゴミがほとんど腐敗していない場合は、健康被害が発生することは基本的にありません。しかし、ゴミの腐敗が進んでいる場合、片付けの途中で雑菌やウイルスが飛散し、健康に悪影響を及ぼすリスクがあります。
また汚部屋の片付けを不用意に行うと、近隣住民の目に付く可能性もあります。これらのリスクを避けたい場合は、プロの業者に依頼するとよいでしょう。
汚部屋の掃除代行業者を選ぶ5つのポイント
メリット・デメリットを検討し、汚部屋の掃除を業者に依頼することにしました。業者選びのポイントはありますか?
料金設定が明確か、サービス内容が目的に合っているかなど、さまざまな観点から総合的に業者を選ぶことが大切です。
料金設定がはっきりしているか確認する
1つ目のポイントは、料金設定がはっきりしているかです。
信頼できる片付け業者の共通点は、「明朗会計」です。明朗会計とは、サービスの料金について、その総額や内訳が利用者にはっきりと明示されていることを指します。
明朗会計の業者なら、後で追加料金を請求される心配もありません。汚部屋やゴミ屋敷の片付けでは、料金トラブルが多く発生しています。ホームページなどで料金がはっきりと明示されている片付け業者を選びましょう。
サービス内容や範囲が目的に合っているか確認する
2つ目のポイントは、目的に合ったサービスを提供しているかです。
汚部屋の片付けといっても、業者によってサービスにさまざまな特色があります。一般的に、ゴミの仕分けや搬出、簡易清掃、不用品の処分、行方不明の貴重品探しなどは、基本サービスに含まれます。
しかし、高度なハウスクリーニング、不用品の買取、悪臭・害虫駆除など、それ以外のサービスを求める場合は、対応した業者を探す必要があります。サービス内容や範囲を確認して、目的に合った片付け業者を選びましょう。
過去の実績や事例が十分にあるか確認する
3つ目のポイントは、汚部屋の片付けに関する実績や事例が十分にあるかです。
まずはホームページを確認し、どのような掃除・片付けが可能か、どのようなレベルの汚部屋に対応可能か、といった点をチェックしましょう。近年は、YouTubeなどのオンライン動画共有プラットフォームを利用し、片付けの模様を紹介している業者も存在します。
違法業者や悪徳業者は、過去の実績や事例をほとんど公開していません。実績や事例が十分にあるかについて確認するだけでも、悪質な業者を避けることが可能です。
サービスの口コミや評判を確認する
4つ目のポイントは、口コミサイトなどに悪い評判が書かれていないかです。
口コミや評判には、実際にサービスを利用したユーザーの本音が現れます。口コミサイトなどで、あまりにも悪評が多い業者は、違法業者や悪徳業者の可能性が高いため、利用を避けた方が無難です。
ただし、業者のホームページには、都合の良い口コミのみが掲載される場合があります。Googleマップなど、第三者が口コミを書き込めるサービスも利用し、複数の媒体で評判を確認するとよいでしょう。
会社の情報に不審な点がないか確認する
5つ目のポイントは、会社の情報に不審な点がないかです。
違法業者や悪徳業者の中には、ホームページに所在地や連絡先を記載せず、利用者が連絡を取れないようにしている業者が存在します。業者にとって、苦情やクレームを避けられる、足が付かないように事業所を転々とできる、という利点があるからです。
そのため、会社の情報に不審な点がないかを確認することで、悪質な業者を避けられます。不用品の処分や買取を依頼する場合は、ホームページに一般廃棄物処理業や古物商の許可番号が記載されているかも確認するとよいでしょう。
汚部屋掃除の費用を安くする3つのコツ
かなり部屋が散らかっているので、高額な料金がかかるかもしれません。汚部屋掃除の費用をできるだけ安くするコツはありますか?
はい。複数の業者の見積もりを取る相見積もりや、まだ使える家具や家電の買取を依頼することで、費用を節約できます。
ここでは、汚部屋掃除の費用を安くするコツを3つ紹介します。
複数の業者の見積もりを比較する
1つ目のコツは、複数の業者の見積もりを比較することです。
最初に見つけた業者に即決するのではなく、複数の業者に見積もりを依頼し、それぞれの見積内容を比較しましょう。この手法は「相見積もり」と呼ばれ、汚部屋掃除に限らず、さまざまなサービスで費用節約のために使われるテクニックです。
複数の業者に見積もりを依頼することで、業者間で競争意識が働き、通常よりも安い見積もりを出してもらえるというメリットもあります。
不用品の買取に対応している業者を選ぶ
2つ目のコツは、不用品の買取に対応している業者を選ぶことです。
片付け業者の中でも、古物商の許可を取得している業者なら、まだ使える不用品の買取(リユース)が可能です。こうした業者に不要な家具や家電を買い取ってもらえば、売却費用を片付け費用に充てられます。
ただし、オプションサービスとして買取を行っている片付け業者よりも、買取専門の業者の方が高価買取が期待できます。貴金属や骨董品などの高価な品物は、不用品回収業者に買取を依頼するとよいでしょう。
ゴミの分別はできるだけ事前に済ませておく
3つ目のコツは、ゴミの分別を事前に済ませておくことです。
片付け費用の中には、ゴミの分別・仕分けにかかる費用が含まれる場合があります。簡単なものであれば、あらかじめ自分で分別を行っておくと、料金を抑えることが可能です。
業者によっては、基本サービスにゴミの分別・仕分けが含まれる場合もあるため、ホームページなどでサービス内容を確認してから行ってください。
汚部屋の掃除や片付けなら、プロの業者に依頼しよう
汚部屋の掃除や片付けは、ハウスクリーニング、ゴミ屋敷清掃業者、便利屋などの業者に依頼することが可能です。違法業者や悪徳業者も存在するため、信頼できる業者選びのポイントを把握しておきましょう。
早稲田大学国際教養学部卒。その後、不用品回収や遺品整理に特化したメディア「不用品回収の窓口」の立ち上げに参画。400社を超える不用品回収業者の業務改善や集客改善に注力。同時に、環境省が主催する「使用済製品等のリユース促進事業研究会」へ定期的に参加し、不用品回収やゴミ問題解決に取り組んでいる。不用品や遺品整理に関する多様な記事の執筆・監修も担当。