【専門家監修】庭石の処分はどうする?6つの方法や費用相場・注意点を解説

大きい庭石

相続した家にある庭石に困っています。処分するにはどうすればいいですか?

庭石は重さがあり、地中に埋まっていることもあるため処分が難しいものの1つです。動かせない場合は業者に依頼して撤去してもらいましょう。

庭を駐車場やフラットな芝生にしたいときに困る庭石の存在。動かせず、業者に依頼するにしてもどこに頼めばいいか分からず、頭を抱える問題です。

こちらでは庭石の処分にお困りの人に向けて、処分方法や依頼できる業者を解説します。

庭石は自分で処分できる?

庭石は自分で処分できる?

ひと言で「庭石」といっても、大きさはさまざまです。

大人数人で持ち上げられる程度の石であれば自分で処分できそうですが、自然物とはいえ川辺や山に捨てるのはいけません。

どの土地にも所有者や管理者がいて、不法投棄として罰せられる可能性があるからです。

どこにでもありそうな石だとしても、正しい方法で処分しなくてはいけません。

自然に返すことになるから問題ないと思っていました。自分で庭石を処分することは不可能ということですか?

いいえ。「捨てる」場合は少し条件が厳しいですが、別の形で個人的に処分する方法があります。「他人に譲る」「庭に埋める」「自治体のゴミとして出す」この3つが現実的です。費用を節約したい場合におすすめの方法ですが、労力と時間がかかるため、急いでいない場合に検討してみてください。

1. 個人譲渡する

日本庭園や石垣の需要が低くなった現代では、庭石を求める人は多くありません。

ですが形がユニークだったり、色が魅力的であったりするデザイン性の高い庭石は引き取り手が現れることがあります。

ネットや地域の情報版に譲渡希望の広告を出せば、運がよければ個人譲渡ができるでしょう。

思わぬ使い道のために石を集めている人もいるかもしれません。

処分を急いでない場合は試してみる価値があります。

2. 庭に埋めてしまう

庭石付近を盛り上げても問題ない場合は、その場に埋める方法もあります。

処分とは言い難いですが、景観を整えるために庭石を見えなくしたいのであれば有効です。

お子様がいるご家庭であれば、あえて目立つ小山にしてミニ滑り台にしてもいいかもしれませんね。

3. ゴミとして出せることもある

一部の自治体では庭石をゴミとして回収していることがあります。

しかし、粉砕やクリーンセンターへの持ち込みが必要であるなど、厄介な条件が付いていることがほとんどです。

重量で処分費用も増えるため、大きな庭石の処分には向いていません。

運搬する手段や危険性を考えるとリスクが大きいです。

簡単に運べる程度の石でも、一般のゴミとは違う回収条件があるはずです。

少量であっても庭石を自治体のゴミに出す際はルールを確認しましょう。

自分で処分できなくはなさそうですが、小さな庭石に限定されそうですね。

そうですね。大きな庭石は下の方が庭に埋まっていて、重量も100kgを超えるものも多いです。掘り起こすには重機が必要で、危険も伴います。持ち上げられない庭石の処分は業者を頼るのがおすすめです。

庭石を正しく処分する6つの方法

庭石を正しく処分する6つの方法

庭石の処分依頼がしやすいのは

  1. 造園業者、石材店
  2. 解体業者
  3. 不用品回収業者
  4. 土や石専門の回収業者に依頼する
  5. ホームセンター
  6. リフォーム会社

以上の6種類です。それぞれの特徴を解説します。

不用品回収業者も庭石を引き取ってくれるんですか?

回収できる品物の種類は不用品回収業者によって違いますが、庭石に対応している業者は多いです。ただし、埋まっている大きな庭石の場合は重機を使う都合上、どうしても対応できない場合があります。そのような場合は造園業者や解体業者に依頼した方が確実です。いろいろな業者の特徴を知り、庭石のサイズに合わせて依頼する業者を選びましょう。

1. 造園業者や石材店に引き取ってもらう

造園業者や石材店はさまざまな石を取り扱っており、引き取りにも対応していることがあります。

しかし、近年は造園で大きな石を使うことが減ったため、昔よりも庭石の引き取りに積極的ではありません。

リサイクルルートや再利用方法を持っていない業者の場合は、引き取り料金が高額になることや引き取り不可の可能性も考えられます。

利用する場合は事前に確認して、正式に依頼する前に見積もりを出してもらうようにしましょう。

2. 解体業者に依頼する

重機を多く取り扱う解体業者にも庭石の撤去依頼ができます。

ほとんどの解体業者は廃棄物処理のルートを持っているため、安い料金で引き取ってもらえるかもしれません。

しかし、庭石の撤去に重機や人手が必要になる場合は、その分の料金が上乗せされます。

解体業者に依頼する場合も必ず見積もりを取り、納得してから契約しましょう。

また、庭にある建造物を解体するときに庭石の撤去も一緒にお願いすることも可能です。

その場合も別途処分費用や作業費用がかかりますので、解体費用と庭石の撤去費用は分けて考えましょう。

3. 不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者も庭石の引き取りができます。

庭石の処分を急いでいる場合や、そのほかの不用品も一緒に回収して欲しいときは迅速かつまとめて処分ができるのでおすすめです。

準備できる人手やトラック・重機は業者によって違うため、対応できる庭石のサイズと重さは必ず事前に確認しましょう。

費用も業者間で差があります。必ず内訳が分かる見積もりを取ってから依頼してください。

4. 土や石専門の回収業者に依頼する

土や石を専門に回収している業者に依頼する方法もあります。

大規模なガーデニングやDIYで庭石に加えて土や砂利なども出る場合はまとめて処分してもらえるので助かる存在です。

多くの場合重量で処分費用が変わるため、思いのほか高額になることもあります。

また、引き取りを依頼する場合は出張費がかかるため、料金設定を確認してから利用しましょう。

5. ホームセンターのサービスを利用する

限られた店舗ではありますが、ホームセンターで庭石の引き取りサービスを行っていることがあります。

ホームセンターでの商品購入が条件になっていますので、土や植物を買う際に利用するのがよいでしょう。

しかし引き取りサービスを行っている店舗は多くありません。

出張サービスも行っていないため、運べるサイズの石で近くに対応しているホームセンターがあるときにのみ有効な方法です。

6. リフォームや改修時に処分してもらう

庭をリフォームする際に不要になる庭石は、リフォーム業者に引き取り依頼ができます。

コンクリートを敷いて駐車場にする場合や一面芝生のドッグランにする場合など、庭石が確実に不用になる場合はリフォーム工事費に撤去費も含まれることが多いです。

追加費用を確認したうえで依頼しましょう。

この中で費用を抑えて庭石を処分したい場合はどれがおすすめですか?

庭石のサイズと重さ、自分でどこまで作業をしておくかによって変わります。加えて、石の処分に対する業者の強さでも見積もりが大きく変わるでしょう。できるだけ処分費用を抑えたい場合は、できる作業は自分でしておき、依頼したい作業を絞って複数の業者で見積もりを取りましょう。石や土を取り扱う業者や、重機を持っている業者が必ずしも安くなるとは限りません。

庭石の処分依頼でかかる費用相場

庭石の処分依頼でかかる費用相場

庭石を処分するときはいくらぐらいの費用を用意しておけばよいのでしょうか?

自分で処分する場合は自治体や処分業者が決めている処分費用のみです。業者に依頼する場合は処分費用プラス「人件費」「重機費」「出張費」などがかかることを覚えておきましょう。明確な費用は石の大きさや依頼する業者で大きく異なりますが、おおよその相場はあります。業者に依頼する際は必ず見積もりをもらうようにして、相場からかけ離れていないことを確認してください。

庭石の処分費用の相場

庭石の処分費用は、業者に依頼する場合は1kgあたり30円~40円ほどが相場です。

10kg程度の小さい石なら400円ほどで済みますが、日本庭園にあるような大きな石だと1トンを超えることもあります。

その場合は処分費用だけでも40,000円前後かかる計算です。

これに加えて人件費や重機費などさまざまな費用がかかるため、最低でも3万円は予算をみておいた方がよいでしょう。

自治体のゴミ収集に依頼する場合は、10kgあたり130円~150円ほどでとても安価です。

しかし、粉砕が必要であったり、100kgまでの制限が付いていたりしますので、利用する際は条件を確認しましょう。

業者に支払う費用の相場

不用品回収業者や造園業者などに庭石の処分を依頼する場合は、処分費プラス作業に必要な費用がかかります。

1㎥の庭石を撤去すると仮定した際の相場は以下の通りです。

  • 人件費 1万円~2万円
  • 重機費 5万円~7万円
  • 出張費 無料~5,000円
  • 諸経費 1万円~3万円

これに加えて庭石の処分費がかかります。

合計で20万円前後はかかる計算です。

しかし、庭石の処分費は業者によっては無料になることがあり、その他の費用も業者の方針ひとつで大きく変わります。

あくまでも相場の一例としてお考え下さい。

業者を使うと想像していたよりも高額の処分費用になりそうです。少しでも安くする方法はありませんか?

業者の料金計算は、必要な人員と時間に大きく左右されます。廃品回収業者は特にその傾向が強いです。動かせない大きな庭石の場合は難しいですが、大人数人で移動できる石なら自分たちでできる作業をしておくと作業料金を安くできるかもしれません。庭石を1箇所に集めておく、砕いて土嚢袋に入れておくだけでも違いがあります。ですが庭石は重たく、無理に移動したり不慣れな機械を使ったりすると事故になりかねません。可能な範囲でできる事をしておきましょう。

大きな庭石を撤去するときの注意点

崩れた壁と庭石

庭石の処分にはお金がかかるものなんですね。できれば安く済ませたいのですが、業者に依頼する際や自分で処分する際に気を付けることはありますか?

まず一番に気を付けたいのは、石は重く慣れない人が動かそうとすると怪我をしかねないということです。椅子くらいのサイズの石でも、脚の上に倒れれば大事故になります。業者に依頼する場合は、悪徳業者に騙されないようにすることが何よりも重要です。

自分で撤去するときは事故防止を徹底する

使える重機がある場合や、人手を集められる場合は、100kgほどの庭石なら自分たちでも撤去が可能です。

しかし、大きな石は倒れたら大事故に繋がることがあります。

くれぐれも安全確保と事故防止は怠らないようにしましょう。

また、石を砕くときは事故防止に加えて、周囲への騒音にも気を使わなくてはいけません。

業者に依頼する場合は必ず見積もりをもらう

庭石を含め不用品の回収や撤去を請け負う業者の中には、いわゆる悪徳業者と言われる集団が存在しています。

必要以上の人員を使い、無駄な作業を増やし、高額の作業料金を請求されるケースが後を絶ちません。

そのような被害に遭わないためにも、見積もりをもらって内容をしっかりと確認しましょう。

金額だけでなく、追加費用の有無や補償内容も確認しておくと安心です。

見積もり依頼時に石のサイズや状態を明確に伝える

庭石の処分費用は重さによって大きく違います。

大きな庭石の重さを測ることは難しいですが、サイズだけでも明確に伝えると見積もりも出してもらいやすいです。

また、個数や石の状態(埋まっている・砕いてあるなど)も正確に伝えるほど料金が把握しやすくなります。

できる範囲で必要な情報を集めてから見積もり依頼をしましょう。

複数の業者の料金とサービスを比べる

庭石の処分を請け負う業者は、造園業者・不用品回収業者・石材屋・リフォーム業者などさまざまです。

業者によって持っているノウハウや処分ルートが違います。

そのため、ある業者では1万円の処分料金を取るのに、別の業者では無料になるということも少なくありません。

また、料金に含まれるサービスにも差があります。必ず複数の業者から見積もりをとって比べましょう。

業者を利用するときは事前の情報収集が必要そうですね。よい業者の特徴はありますか?

対応が丁寧で見積もりが明確な業者は信頼できるでしょう。一般廃棄物収集運搬業や古物商の許可などをとっている業者も安心できます。一番大切なのは見積もりの信頼度です。内容をみて疑問があれば確認し、その回答が曖昧であったり、面倒そうにされたりする場合は他の業者を探した方が賢明です。

庭石の処分を依頼する場合は業者選びが重要です!

自分ではどうしようもできない庭石の処分を依頼する際は、複数の業者から見積もりを出してもらいましょう。

金額だけでなく、含まれるサービスや見積もり書の明確さも確認してください。

少し割高でもサービスや補償が充実していて、迅速な対応をしてくれる業者の方が安心できます。

不用品回収の窓口では複数の見積もりを簡単に取れます。

お近くの業者に絞り込んで探せますので、お困りの際はぜひご活用ください。

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