【専門家監修】チャイルドシートの処分方法やタイミング・注意点を徹底解説

チャイルドシート

子供が大きくなったのでチャイルドシートが不要になりました。でも処分方法に悩んでいて…どのように捨てるのが正しいのでしょうか?

チャイルドシートの処分方法に悩まれる方は多くいます。捨て方に悩んだときは、ここで紹介する処分方法の中から自分に合った処分方法を選びましょう。ここでは処分する方法やタイミングなどを紹介していきます。

チャイルドシートは子供が大きくなると不要になります。しかし処分するタイミングを逃し、捨てなくてはいけないと思いながらも自宅で保管している人も多いです。

チャイルドシートの処分方法や処分するべきタイミングを知り、チャイルドシートを正しい方法で処分しましょう。

チャイルドシートの正しい処分方法6選

チャイルドシートの正しい処分方法6選

チャイルドシートは粗大ごみとして捨てられますよね?

チャイルドシートは一般的に粗大ごみの対象です。ただし自治体によって取り扱っていない場合があるため、事前に確認しましょう。では正しい処分方法を見ていきましょう。

チャイルドシートの処分には6つの方法があります。

  1. 粗大ごみとして出す
  2. リサイクルショップで買い取ってもらう
  3. オークション・フリマサイトで売る
  4. 解体して捨てる
  5. 友人や知人に譲る
  6. 不用品回収業者に依頼する

それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

粗大ごみとして出す

チャイルドシートの処分方法で最も一般的なのが、粗大ごみとして出す方法です。

各市町村の粗大ごみ受付窓口に電話をかけると、事前予約が行えます。その後指定された金額の「粗大ごみ処理券」をスーパー・コンビニなどで購入し、収集日当日にチャイルドシートに貼り付け、収集場所に出しましょう。

また自治体のクリーンセンターへ直接持ち込むと、収集日を待たずに処分できます。

自治体の指定業者が回収を行うため、回収後に不法投棄される心配はありません。ただし自治体によってはチャイルドシートを「処理困難物」としていたり、粗大ごみではなく不燃ごみとして取り扱っていたりするケースがあります。

自治体に問い合わせて事前に確認してから依頼しましょう。

リサイクルショップで買い取ってもらう

まだ使用可能なチャイルドシートであれば、ごみとして捨てる前に買取を検討してみてください。

リサイクルショップ側が中古品として販売できると判断すると、買取対象となります。あまりに汚れていたり破れていたりして使いものにならない・売れそうにないチャイルドシートは買取を断られることもあるため、まずは査定を依頼しましょう。

リサイクルショップによって異なりますが、買取方法は主に3つです。

1.店頭買取

リサイクルショップのお店まで自ら持ち込む方法です。

2.出張買取

リサイクルショップの査定員に自宅まで訪問してもらう方法です。

3.宅配買取

宅配便を利用してリサイクルショップ宛にチャイルドシートを送る方法です。

チャイルドシートのみとなると基本的には店頭買取となりますが、お店によって出張買取もしくは宅配買取にも対応している可能性があるため、一度問い合わせて確認してみましょう。

買取してもらうことができれば、処分費はかかりません。査定前に掃除をしておいたり購入時の箱・付属品を揃えておいたりすると、高値が付きやすいです。

オークション・フリマサイトで売る

状態がきれいなチャイルドシートは、リサイクルショップでの買取以外にオークションやフリマサイトで売る方法もあります。

自らが販売者となって写真撮影から購入希望者との交渉、発送まですべて行わなければなりません。手間に感じるかもしれませんが、自分の希望の値段設定ができる点は最大のメリットです。

購入希望者とうまくマッチできれば高値での売却が期待できるでしょう。

購入希望者は写真でチャイルドシートの状態をチェックするため、できるだけきれいに写るように撮影することで買い手がつきやすくなります。

ただし、加工して汚れやほつれなどを隠すのはNGです。写真と実物が違うとなると、クレームが入り取引が不成立になる恐れがあります。

何か伝えておかなくてはいけないことがあれば、正直に記載するようにしましょう。

解体して捨てる

自治体の不燃ごみ・可燃ごみ・資源ごみは、基本的にどのごみも「袋に入る大きさ」までしか捨てることができません。チャイルドシートはそのまま袋に入れることができず、粗大ごみで処分するのが一般的です。

しかし分解してパーツごとに分けることができれば、可燃ごみ・不燃ごみ・資源ごみとして処分ができます。

袋に入る大きさになれば、処分費用はかかりません。分解に手間はかかりますが、処分費用をかけたくないというときにはおすすめの方法です。

友人や知人に譲る

処分をする前に、友人や知人の中でチャイルドシートを探している人がいないかどうか確認してみましょう。

チャイルドシートは子供が小さいときしか使用しません。新品で購入するのはもったいないと考えている人も多く、出産を控えた友人に尋ねてみると譲り受けてくれることがあります。

ただし人が使用したものには抵抗がある、古い年式のものは不安という方もいるので、親しい間柄の友人の中で探す程度に留めておきましょう。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者もチャイルドシートの処分を請け負っています。自治体の粗大ごみ収集日がまだ先だけど早く処分したい、汚れていて買取や売却はできなかった、というときは不用品回収業者を利用しましょう。

自宅まで引き取りにきてくれるので、楽にチャイルドシートが処分できます。

粗大ごみとして捨てる以外にも様々な処分方法があるんですね。

状態が良ければ、買取や売却といった方法もおすすめです。粗大ごみとして捨てる方法は融通が利きづらいので、違う方法も検討してみてください。

チャイルドシートを処分するタイミング

チャイルドシートを処分するタイミング

チャイルドシートって子供が小さいころしか使わないんですよね…いつまで使うべきなのか、いつになったら処分してしまっていいのか、悩んでしまいます。

チャイルドシートは6歳未満の幼児に使用することが義務付けられています。年齢もしくは身長で卒業のタイミングを決めて処分しましょう。

子供が6歳を迎えた、身長140cm以上になった

チャイルドシートの使用が義務となっているのは、6歳未満の幼児です。6歳を超えたタイミングでチャイルドシートを卒業するというご家庭が多いでしょう。

また車のシートベルトは身長140㎝以上の体型に対して正しく働いてくれます。年齢が6歳を超えていてもまだ身長140㎝未満である場合はチャイルドシートを使用してください。

汚れがひどく買い替えなければならなくなった

チャイルドシートは子供が座るため、ジュースやお菓子をこぼしたりいたずらしたりして汚れやすいです。

落とせなくなったひどい汚れがあり買い替えする際も、チャイルドシートを処分するべきタイミングといえます。

チャイルドシートって捨てるタイミングを見失いがちです…でも明確な基準があれば、思い切って処分しようという気持ちになれますね。

チャイルドシートは6歳までという基準をもとに、まだ必要そうであれば使わせてあげることで安全に乗車できます。子供の安全のためにチャイルドシートを正しく使って正しく処分したいですね。

チャイルドシートの処分は不用品回収がおすすめ

チャイルドシートの処分は不用品回収がおすすめ

チャイルドシートを処分するにあたって、6種類の処分方法の中から最もおすすめな方法はありますか?

そうですね…難しいところですが、私は不用品回収業者に依頼する方法をおすすめします。その理由は以下の通りです。

不用品回収業者に依頼する方法がおすすめの理由は2つあります。

とにかく楽

不用品回収業者に電話もしくはインターネットで申し込みをするだけで、作業員が引き取りにきてくれます。チャイルドシートを運び出したり配送したりする手間は一切ありません。

問い合わせ後は自宅で待っているだけで楽にチャイルドシートが処分できます。

すぐに処分できる

チャイルドシートの一般的な処分方法である粗大ごみは、自治体で収集日時が決められています。自治体に寄りますが1ヶ月に1回ほどの頻度で回収をしているため、すぐに捨てたくても収集日まで待たなくてはいけません。

また事前申し込みの期間も決められており、まだ収集日前であっても申込期間を過ぎているとさらにその次の収集日にしか回収してもらえないのです。処分しようと思ってから、最大で2ヶ月先になってしまいます。

不用品回収業者なら問い合わせをすると最短で即日、遅くても数日以内には引き取りにきてくれます。

すぐに処分したいときは不用品回収業者への依頼がおすすめです。

確かに、捨てたいと思ったらすぐに捨てられる方がいいですよね。不用品回収業者を検討してみようと思います。

粗大ごみだと捨てたいと思ってから時間がかかるのがデメリットです。不用品回収業者はすぐに引き取ってくれるので、今まで保管していた場所もすぐにすっきりと片付きます。

チャイルドシートの処分を依頼する際の注意点

チャイルドシート

不用品回収業者に処分を依頼したいのですが…悪徳業者もいるとよく聞くので不安です。何か気を付けたほうが良いことはありますか?

確かに不用品回収業者の中には悪徳業者もいます。きちんと注意点を守って依頼することで、リスクを回避できるでしょう。ではどんなことに注意するべきか、ポイントを見ていきましょう。

見積りは複数社からとる

依頼の前に、まずは見積りをとりましょう。見積りをとる時点では、1社に絞り込んでいなくても構いません。1社に絞り込んでしまうと、その見積りが妥当な金額なのか判断できず結果として悪徳業者にひっかかるリスクも高まります。

見積りは複数社からとり、それぞれを比較して相場を把握することで安心して依頼できる業者が見つけられるでしょう。

自治体に許可を得ている業者か確かめる

不用品回収業者が一般家庭からの不用品を回収するためには、一般廃棄物処理業の許可が必要です。許可を受けていない業者に依頼すると、回収だけして不法投棄されてしまう恐れがあるので注意してください。

不法投棄は投棄した業者だけでなく依頼した側も責任を負わされる恐れがあります。

責任をもって回収から処分まで適切な方法で行ってくれる業者を選ぶために、一般廃棄物処理業の許可を得ている業者かどうか確かめることをおすすめします。

特に注意したいのが以下の4つの特徴がある業者です。

  • 何でも無料で回収すると町をトラックで巡回している
  • チラシを配布している
  • 空き地で回収を行っている
  • 突然家に訪問して不用品はないか尋ねられる

このような特徴がある業者は、無許可で営業している可能性が高いです。不法投棄されたり高額な費用を請求されたりするリスクがあるため、十分注意してください。

なるほど。悪徳業者にひっかからないためにできる対策って色々あるんですね。まずはいくつかの業者から見積りをとって、信頼できる業者を探してみます。

無料・格安などと甘い言葉で誘惑する業者は、悪徳業者の可能性が高いでしょう。まずは見積りをとって相場を把握すると、業者選びもしやすくなります。

チャイルドシートを楽に素早く処分するなら不用品回収業者に依頼しよう

チャイルドシートは子供が大きくなると不要になります。まだ状態が良ければ買取や売却という方法がありますが、子供が使用していたものなので、汚れや色あせなどがあり売れる状態ではない…というケースも少なくありません。

粗大ごみとして処分するとしても収集日まで待たなくてはいけないため、すぐに処分したいときには不用品回収業者をおすすめします。

不用品回収業者なら問い合わせをすると作業員が自宅に訪問し、その場で費用を見積もってくれるでしょう。金額に納得できれば即日回収も可能です。

すぐに捨てたい、楽に捨てたいという方は不用品回収業者に依頼しましょう。業者を選ぶ際は、一般廃棄物処理業の許可を受けているかを確認したうえで、複数の業者から見積りをとることが大切です。